お知らせ

インフルエンザについて

寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回はインフルエンザのお話です。

11月末現在、名張地域では明らかなインフルエンザの流行は認めていませんが、寒さが増してくるとインフルエンザウイルスの活動が活発になってきますので要注意です。

発熱や咳、鼻水、のど痛などの症状以外に、吐き気や腹痛などの胃腸症状を伴う場合もあるのでお気を付けください。

なおインフルエンザ検査を受けるタイミングですが、発熱してから(おおむね38度以上)12時間以上経過してからが望ましいと考えられています。あまり時間的に早いと検査で出ない場合もあります。

くわしくはお近くの医療機関またはかかりつけ医にご相談ください。

RSウイルスについて

過ごしやすい気候になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今月はRSウイルスについてのお話です。

RSウイルスは、毎年だいたい11月から1月ぐらいにかけて流行するウイルスで、咳や鼻水、発熱などの症状をきたす風邪のウイルスのひとつです。

ただ風邪のウイルスと言えども、乳幼児が感染すると咳き込みがひどくなったり、
ゼロゼロが強くなって、気管支炎や場合によっては肺炎になってしまうこともあり、
注意が必要なウイルスです。

残念ながらRSウイルスに効くお薬(抗ウイルス剤)はないのですが、症状を
和らげるお薬を飲みながら、経過をみていくことになります。

基本的には自然治癒するウイルスなのですが、咳や鼻水の症状が強くなると、
呼吸がしんどくなったり、眠れなくなったり、水分が取れなくなってくることもあります。
そのような場合は早めにかかりつけ医にご相談ください。

今回は赤ちゃんの哺乳と嘔吐のお話です。

「最近母乳を吐くことが多くなってきたけど大丈夫?」と相談されることがあります。

赤ちゃんは大人と違い、食道と胃のつながりが弱く飲んだ母乳やミルクを後から吐いてしまうことが多いです。もし吐いてしまったとしても、次にまた機嫌よく母乳やミルクを飲んでくれていればまず大丈夫です。そして体重をチェックしてください。

1週間2週間と体重が増えてこないもしくは減っているとか、日に日に母乳やミルクの
飲み具合が悪くなってきて元気がなくなってきている、などがあれば何か病気が隠れている可能性があるので、かかりつけ医に相談してください。

吐いたりすることがあっても、母乳やミルクがいつも通り飲めていて体重も増えていれば、まず大丈夫と考えます。

アトピー性皮膚炎についてのお話です。

新生児期から(目安として生後1週間くらいから)の保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが分かっています。

そして、アトピー性皮膚炎発症が卵アレルギーの発症と関連することも分かってきています。(引用元 国立成育医療研究センター ランダム化臨床試験 2014年)

つまり生後まもなくからの保湿や清潔などのスキンケアが、その後のアレルギー疾患(食物アレルギー、気管支喘息など)の減少につながると考えられており、こまめなスキンケアが大切になってきます。

積極的にお肌の保湿をしてあげましょう。

今回は熱中症のお話です

熱中症とは気温や湿度が高い環境で、体温の調節がうまくいかず
めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、頭痛や吐き気、意識がぼんやりとする
などの症状がでる病気です。

軽症、中等症、重症とあり、重症になってくると意識障害やけいれん、高体温
(体を触ると熱い)などの症状がでてきます。

屋外にかぎらず、室内でも熱中症になることもありますので、
特に小さなこどもさんのいる家庭では、室内をすごしやすい温度に
してあげることが大切です。

室内でも水分補給をこまめに行い、塩分も一緒に摂るようにしましょう。
経口補水液などがおすすめです。

意識がぼんやりしている、目線がうつろで反応が鈍い、嘔吐や吐き気が治まらない
などの症状があれば早めに当院へご相談ください。