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日に日に寒さが増してきましたが、いかがお過ごしでしょうか。 今月はRSウイルスについてのお話です。

毎年だいたい11月から1月ぐらいにかけて流行するウイルスで、咳や鼻水、発熱などの症状をきたす風邪のウイルスのひとつです。

ただ風邪のウイルスと言えども、1~2歳ぐらいまでの乳幼児に感染すると咳き込みがひどくなったり、ゼロゼロが強くなったりして、場合によっては気管支炎や肺炎になってしまうこともあり、注意が必要なウイルスです。

残念ながらRSウイルスに効くお薬(抗ウイルス剤)はないのですが、症状を和らげるお薬を飲みながら、経過をみていくことになります。

基本的には自然治癒するウイルスなのですが、咳や鼻水の症状が強くなると、呼吸がしんどくなったり、眠れなくなったり、水分が取れなくなってくることもあり、そのような場合は早めに当院までご相談ください。

 

10月よりB型肝炎ワクチンの定期接種化が始まります

B型肝炎ワクチンが公費(無料)で接種できるようになります。

対象者は H28年4月1日以降に生まれた1歳未満 のお子さんです。

接種回数・間隔(標準)は 生後2カ月と生後3か月と生後7~8か月の計3回 です。

H28年4月1日以降に生まれた1歳未満のお子さんで、すでに1回もしくは2回接種されている場合は、残り2回もしくは1回は公費(無料)で接種することができます。ただし、1歳までの接種に限ります。1歳になってしまうと公費で接種はできません。(1歳を過ぎてしまっても、自費で接種することはできます)

なお、H28年3月31日以前に生まれたお子さんは公費で接種できません。(ただし、名張市在住のH28年3月31日以前に生まれた1歳未満のお子さんは従来どおり、申請により1回3000円まで助成が行われます。期限はH29年3月31日までとなります)

詳しくは、当院までご相談ください。

今回は溶連菌(ようれんきん)感染症のお話です。

最近、溶連菌感染症のこどもさんが少し増えてきています。

主な症状は、発熱とノドの痛みです。

さらに体や手足に赤いブツブツが出たり、舌がイチゴのようブツブツができて赤くなったりすることもあります。

溶連菌にかかった場合は、抗生剤を長めに服用する必要があったり、尿検査が必要だったりするので、注意が必要です。

基本的に抗生剤をしっかりと飲んでいればそれほど心配はありません。

くわしくは当院までご相談ください。

 

今回は熱中症のお話です

熱中症とは気温や湿度が高い環境で、体温の調節がうまくいかず

頭痛や吐き気、意識がぼんやりとするなどの症状がでる病気です。

屋外にかぎらず、室内でも熱中症になることもありますので、

特に小さなこどもさんのいる家庭では、室内をすごしやすい温度に

してあげることが大切です。

室内でも水分補給をこまめに行い、塩分も一緒に摂るようにすれば

より効果的です。

意識がぼんやりしている、目線がうつろで反応が鈍い、嘔吐や吐き気がある、

などの症状があれば早めに当院までご相談ください。

今回は胃腸かぜのお話です。

ここ最近、下痢・腹痛・嘔吐・発熱などの症状を訴えるこどもさんが増えてきました。

胃腸かぜとは一般的にウイルス性胃腸炎と言われるものなのですが、原因の多くはノロウイルスやロタウイルスによるものと考えられています。

感染経路は吐物や下痢などから感染し、特に衣服やカーペットなどに吐いた場合、きれいに拭き取ったと思ってもウイルスが残っており、乾燥した後に空気中に舞ったウイルスを吸い込んでしまうと感染していまいます。なので、吐物が付いてしまったものはすぐにビニール袋に入れて密閉してしまうことが大切です。

基本的に、胃腸かぜの場合は1~2日で嘔吐などの症状が治まってくることが多いですが、(下痢は長引くことも多い)嘔吐がひどくなって意識がぼんやりとしてくる、腹痛が強くなってきたり、痛みの場所が変化してくる、血便が出てきたなどの症状があれば胃腸かぜ以外の病気の可能性もありますので、当院までご相談ください。